肝臓がんとは?初期症状や原因、ステージごとの余命など詳しく解説

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肝臓は身体にとって、とても大きな役割を果たしていることをご存知でしょうか?

肝臓が病気に侵されてしまうとさまざまな問題が起こり、身体もうまく機能されなくなってしまう恐れもあるのです。

今回は、大事な肝臓の病気などを詳しく解説していきます。

肝臓とは500以上の仕事をこなす臓器

肝臓は、栄養分の解体・合成、余っている栄養分の貯蓄、解毒、胆汁を作成・分泌などの働きをおこなっています。

腸に吸収された栄養分は静脈から肝臓に送られていき、肝臓で貯蓄・解体・合成されたエネルギーは必要なときに肝静脈を通って全身に送られていくのです。

また、血液内にあるアルコールを分解したり、有害物質が体内に入ったときに解毒してから十二指腸に送るなどの大事な働きをおこなっています。

肝臓のはたらきは解明されているだけで、500もの仕事をしていると言われているのです。

参考:図解「肝疾患の解説」|大阪公立大学医学部附属病院 大阪府肝疾患診療連携拠点病院

肝臓が病気になると元にもどらなくなる

肝臓は少し切り取られても再生することができる強い臓器です。

したがって、病気が進まないと症状があらわれにくい傾向にあります。

炎症が慢性化してしまうと、硬化が進んでいき再生するほど強い肝臓も元に戻らなくなってしまうのです。

肝臓の病気は、放置していても治ることはありません。

進行が続くと肝臓がんなどに繋がってしまう恐れがあります。

身体にとってとても大事な臓器なので、異変を感じたらすぐに医療機関に受診することが大切です。

参考:肝臓の働き|広島ステーションクリニック

肝臓がんとは肝臓の細胞ががん化したもの

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肝細胞がんは、肝臓にある細胞ががん化してしまい悪性の腫瘍となってしまったものです。

肝臓の中にある胆官ががん化してしまったのは、「肝内胆官がん」と言います。

よく耳にする「肝がん」は「肝細胞がん」のことを言います。

肝細胞がんは、高い確率で肝臓内に再発してしまうのです。

また、肺やリンパ、脳、骨などにがんが転移してしまう場合もあります。

参考:肝臓がん・胆道がん・膵臓がん|関東労災病院

肝細胞がんと転移性肝がんに大別される

肝臓内のがんは大きく分けて「肝細胞がん」と「転移性肝がん」と区別されます。

転移性肝がんはは肝臓内でがん化したものではなく、肝臓以外の臓器から肝臓に転移してしまったがんのことです。

転移経路は主に、血流に乗って流れ着いてしまうと考えられています。

血流に乗ってたどり着いたがん細胞は、肝臓に到達してもすぐに生着することは不可能です。

がん細胞はさまざまな方法で肝組織内に落ち着き、免疫細胞からの攻撃は受けずに段々と肥大していきます。

がん細胞が肝臓内にいても、画像検査などでは発見することは難しく、ある程度の大きさにならないと認識することは困難です。

参考:転移性肝がん|浜松医療センター

肝臓がんは男性に多い傾向がある

日本の肝臓がんの患者数は男性が約2万5千人、女性が約1万1千人という報告があります。

男女の患者数を比べてみると、男性の方が患者数が多く報告されています。

これは、男性の方が飲酒量が多い傾向にあり、アルコール肝炎から肝臓がんへと進行していってしまうことから男性の方が多いとされているのです。

肝臓がんの原因は肝炎ウイルス

肝臓がんの要因の数多くは、肝炎ウイルスによって引き起こされる慢性肝炎です。

肝炎ウイルスは「A型」「B型」「C型」などの種類がありますが、この中のB型ウイルスとC型ウイルスに感染することによって肝臓がんの要因に繋がります。

B型慢性肝炎が原因となっているのが約15%、C型肝炎が原因となっているのは80%と言われているのです。

肝臓がんとなってしまう原因が飲酒と言われていることが多いですが、過度な飲酒でなければ肝臓がんに繋がる心配はあまりありません。

しかしながら、慢性肝炎などを発症しているのに継続的に飲酒をしてしまうと肝臓がんになりやすい傾向にあります。

参考:最近のがん情報と肝臓がん|南東北病院

肝炎ウイルスに感染する経路

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肝炎ウイルスの感染経路

・性交渉
・経口摂取
・母子感染
・血液や体液

ウイルスの種類によって感染経路は異なります。

有名なのは、B型肝炎・C型肝炎の性交渉からの感染です。

水や食べ物から感染してしまうこともあるのです。

血液や体液を通して感染することもあるので注意しましょう。

B型肝炎・C型肝炎は肝硬変に進行していき、肝臓がんを発症してしまうこともあります。

またD型肝炎は身体の中にB型ウイルスがいないと感染することはありません。

参考:ウイルス性肝炎とは?ABCDE肝炎それぞれの特徴とは?|福岡天神内視鏡クリニック

肝臓がんになりやすい人は高齢者や飲酒量が多い人

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肝臓がんになりやすい人の特徴

・飲酒の量が多い人
・高齢者
・男性
・肥満の人

肝臓がんになってしまう危険性が高いひとは、ウイルス性肝炎や肝硬変を発症している人です。

その他にも、高齢者や男性も危険性が高いとされています。

肝臓がんの原因で有名なのは過度のアルコール摂取ですよね。

たまにや少量のアルコール摂取なら特に問題はありませんが、毎日お酒を飲んでいたり過度の飲酒量の人は肝臓がんの危険性が高まります。

また、糖尿病を患っている人や肥満体型の人なども肝臓がんの危険性が高いです。

参考:肝がんの基礎知識|東京医科大学病院

肝臓がんの初期症状は自覚症状がほとんどないことが多い

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肝臓がんの初期症状に自覚症状が出ることはあまりありません。

自覚症状がほとんど出ないことから「沈黙の臓器」とも言われています。

肝臓がんの初期症状はあまり出ないことから、検診などで発見されるケースも多いです。

肝臓がんが進んでいった際には、腹部にしこりなどの違和感や切迫感などの症状があらわれてきます。

そこから更に状態が悪化してしまうと、肝不全の症状が引き起こされてしまうのです。

参考:肝臓がん|日本赤十字社医療センター

肝臓がんの進行スピードは他のがんと比較して早い

肝臓がんは、他のがんと比べると比較的進行が早い傾向にあります。

しかしながら、進んでいくスピードは肝臓がん患者の体質やがんの種類、さらには肝臓がんのステージによっても大きな差があるのです。

したがって、肝臓がんの悪化していくスピードは、人それぞれ異なります。

肝臓がんの早期発見は進行を遅らせることができるので、定期的な検査が大切だと言えるでしょう。

参考:肝臓がんの進行スピード解明「今知るべき治療法の詳細とその結果」|東京がんクリニック

肝臓がんのステージ(病期)分類

肝臓がんが現在、どれくらい進んでいるのかを表すのがステージ(病期)です。

ステージはⅠ~Ⅳで分類されています。

肝臓がんのステージは、がん部分の進行具合と転移具合を組み合わせて決められています。

たとえば、「肝臓内にある腫瘍が一つのみでその大きさが2㎝に達していない・静脈まで腫瘍が広がっていない・リンパ節など他の場所にがん細胞の転移が認められない」場合はステージⅠです。

引用元:済生会横浜市東部病院

参考:肝臓がん|済生会横浜市東部病院

進行スピードを左右する原因

肝臓がんが進んでいく早さには以下が原因となり、大きな影響を受けると言われています。

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 肝臓がんの余命|ステージごとの生存率を紹介

 肝臓がんの余命|ステージごとの生存率を紹介_画像

余命」は医師にがんと診断を受けてから、どれくらいの期間生存することができるのかを表したものです。

100人中50%の人が生存している期間を「平均寿命」と示します。

がん治療でよく用いられるのは「5年生存率」で、治療後5年間再発することなく生存している人の割合のことを表します。

以下では、各ステージごとの生存率を解説していきます。

肝臓がんステージⅠの平均余命

ステージⅠは、5年生存率は高いとされています。

肝臓がんが進む前に発見、治療することが出来れば治療が成功する確率は比較的高いです。

参考:ステージによる肝臓がん生存率の変動について|東京がんクリニック

肝臓がんステージⅡの平均余命

ステージⅡに肝臓がんが進行していると、ステージⅠと比較した場合、5年生存率は下がってしまいます。

しかしながら、諦めずに積極的な治療を行えば生存期間が長期になることが期待できる場合があるのです。

参考:ステージによる肝臓がん生存率の変動について|東京がんクリニック

肝臓がんステージⅢの平均余命

ステージⅢでは、さらに生存率は低下していきます。

がんの大きさや転移の有無や状態によっては、治療オプションや寿命が大きな差が出てくるのです。

参考:ステージによる肝臓がん生存率の変動について|東京がんクリニック

肝臓がんステージⅣAの平均余命

がんが肝臓内だけではなく、肝臓と繋がっているリンパ節までにも転移してしまっている状態です。

平均余命は、1年4ヶ月と言われています。

肝臓がんステージⅣBの平均余命

ステージⅣ Bでは、がんは既に他の臓器に転移してしまっています。

平均余命は、7ヶ月とも言われていて、ステージⅢの平均余命は約4年とされていますが、その差は大きく開いているのです。

肝臓がんは血液検査や画像診断などを組み合わせて診断する

肝臓がんは、血液検査、画像検査、超音波検査などを組み合わせて検査を行います。

以下では、各検査の内容を詳しく紹介していきます。

肝臓がんの検査がどのようにおこなわれるか不安な人はぜひ、目を通してみてください。

検査方法1:血液検査

血液検査のひとつである腫瘍マーカーを使い検査する方法です。

腫瘍マーカーは、体内に潜んでいる異常高値を血液で調べることができます。

肝細胞がんではAFP(アルファ・フェトプロテイン)やPIVKA-II(ピブカ・ツー)、AFP-L3分画(AFPレクチン分画)の有用性が高いです。

小さい腫瘍の場合は、2種類以上の腫瘍マーカーを使って検査することが勧められています。

参考:肝臓がん|日本赤十字医療センター

検査方法2:CT・MRI検査など画像検査

・CT検査
X線を用いて体内を画像化します。

CT検査では、がんの性質や転移の有無、大きさなどを調べることが可能です。

肝細胞がんを調べる際は、造影剤を使ってCT検査を行います。

より詳細に調べるために、造影剤を注射後、何度かタイミングをずらしながら撮影が行われます。

・MRI検査
磁気を使って行われる検査です。

必要な場合はCT検査と組み合わせたり、MRI検査のみでおこなわれます。

MRI検査でもCT検査と同じように造影剤が用いられます。

参考:肝臓がん|日本赤十字医療センター

検査方法3:超音波検査

体の表面から器具をあて、超音波を出し、臓器に反射された超音波の様子が画像化されます。

超音波検査では、がんの規模、個数、がんの範囲、肝臓の状態、腹水があるか、などを調べることが可能です。

造影超音波検査が行われる場合もあります。

参考:肝臓がん|日本赤十字医療センター

肝臓がんの治療法はがんの状態に基づいて決まる

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肝臓がんの治療は、ステージによって治療方法が異なります。

身体の状態や、肝臓の健康状態によっては受けることのできない治療方法もあるのです。

以下では、肝臓がんに対する各治療方法を紹介していきます。

治療法1:手術(外科治療)

肝臓がんの外科治療には、主に2つの治療方法があります。

ステージによっては治療できない可能性があるので、注意が必要です。

肝切除

肝細胞がんが3個以内であれば、肝切除することが可能です。

しかしながら、切除したあとの肝臓機能が良いとされると、3個以上切除する可能性や10㎝以上の腫瘍であっても切除できます。

現在の肝切除は、お腹を開けて行う開腹手術と、複数個の穴をお腹に開ける腹腔鏡手術です。

腹腔鏡手術の方が、開腹手術よりも体にあまり負担をかけず、かつ回復が早い手術ですが、場合によっては施術することが難しいこともあります。

参考:肝臓がんに対する外科的治療について|岡山済生会総合病院 岡山済生会外来センター病院

肝移植

肝硬変が末期になってしまった場合などに施される治療です。

患者の肝臓を全て切除し、そこにドナーの肝臓を移植します。

健康体の家族から肝臓の一部を移植する生体肝移植と、脳死と診断された人から肝臓の一部、または肝臓全体を移植する脳死肝移植があります。

肝がん治療に加えて、長期間患っている肝硬変を根本から治療することが可能です。

参考:肝細胞がん|大阪赤十字病院 がん診療センター

治療法2:穿刺局所療法

※(要記載)150〜200字程度

穿刺局所療法には、ラジオ波熱灼療法(RFA)があります。

外科手術と似ているように思われがちですが、切除の方法が異なるので、以下で詳しく解説します。

ラジオ波焼灼療法(RFA)

腫瘍に約1.5ミリの針を刺し、ラジオ波(約450キロヘルツの高周波)によって電極の周りに熱を発生させ、腫瘍を焼き切る治療方法です。

通常は局所麻酔で施術されます。

超音波で腫瘍を観察しつつ、電極を体表から刺していきますが、腹腔鏡や開腹をおこなって、直接肝臓を観察しながら施術を行うこともあります。

参考:肝癌治療:ラジオ波焼灼療法(RFA)|国立国際医療研究センター 国府台病院

治療法3:塞栓療法

栓塞療法には、肝動脈化学塞栓療法(TACE)や肝動脈塞栓療法(TAE)があります。

カテーテルを使った治療法となり、体への負担を軽減できる特徴があるのです。

以下では、これらの治療法について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

肝動脈化学塞栓療法(TACE)
肝動脈塞栓療法(TAE)

肝動脈化学塞栓術は、肝動脈の中にカテーテルを差し込み、抗がん剤と塞栓物質を投与します。

そこから血液を遮って、肝細胞がんが栄養としているものを与えないようにするのです。

それにより、がんを死滅させ治療を行う方法となります。

通常の肝細胞への影響を最大限に抑え、肝細胞がんのみを壊死させてしまうことが可能になるのです。

参考:肝腫瘍(特に肝細胞癌)に対する選択的肝動脈化学塞栓術|順天堂大学医学部附属順天堂医院

治療法4:薬物療法

肝切除や肝移植、穿刺局所療法、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、これら全ての治療が行えない進行が進んでいる肝細胞がんで、体のパフォーマンスステータスが良好であり、なおかつ肝予備能が保持されているときに薬物療法が行われます。

薬にはそれぞれ、その薬特有の副作用があるので、予め医師などにどのような副作用が出てしまうことがあるのか聞いておくことがおすすめです。

薬物療法の際に体調が悪くなったときは、早急に医師に相談するようにしましょう。

参考:肝がんの治療について|国立がん研究センター

治療法5:免疫療法

免疫療法のひとつに、光免疫療法という治療方法があります。

光免疫療法は、特定の波長の光を使ってがん細胞を攻撃することが可能です。

この免疫療法は薬剤と組み合わせて使用し、がん細胞を破壊することを目標としています。

光免疫療法は、肝臓がんステージⅣであっても適応することができる場合もあるのです。

副作用もあまりありません。

しかし、この光免疫療法が患者にとって適切であるかどうかは医師と相談して決定するべきだと言えます。

参考:肝臓がんステージ4と光免疫療法の詳細解説|大阪がんクリニック

治療法6:放射線治療

腫瘍に対して、確実に放射線を集中させて行う治療方法です。

基本的には、肝臓内に腫瘍が一つしかなく、大きさも5㎝以下であり、ラジオ波治療などが適応されない患者が行います。

肝機能障害が強く出てしまっている場合は、放射線治療をすることは不可能です。

放射線を正しい位置に照射するために、毎回CTで腫瘍の位置を確認しながら治療します。

肝臓は息をするたびに動いてしまうので、照射するときは呼吸を止める必要があります。

参考:肝臓がんに対する放射線治療|県立広島病院

治療法7:支持療法と緩和ケア

支持療法は、がんに関わりがある症状や、がん治療をおこなっている際に起きてしまう可能性のある副作用や合併症などを予防し、実際に症状があらわれた際には、軽減するための治療やケアを行います。

また、がんなどで変わってしまう外見の変化に対するケアも支持療法のひとつです。

緩和ケアでは、患者本人やその家族の身体的や精神的な苦難や生活上での不安を抑える治療やケアを行います。

参考:支持療法と緩和ケア|静岡がんセンター

治療法8:リハビリテーション

リハビリテーションは、ステージによって内容が異なります。

たとえば、がんと診断されたあとにがんを予防とする目的で、筋力などの維持や向上運動を行い、日常生活などの注意点を指導したりしています。

他にも、回復を目的としたリハビリや、体力などが低下してしまったときに改善を目的として行われる緩和的リハビリなどがあるのです。

参考:がん患者のリハビリテーション|大久保病院

肝臓がんの最大の予防は早期発見

肝臓がんを予想する最大の方法は早期発見です。

必ずしも医療機関を訪れる必要はなく、自分自身で予防対策をしたり、健康の変化に敏感になるだけで、早期発見に大きく役立ちます。

以下では、肝臓がんの早期発見に役立つ情報を紹介するので、ぜひ今からでも実施してみてください。

健康診断などで定期的に肝機能を確認する

健康診断などを定期的におこない、肝機能や肝炎などにかかっていないかチェックするようにしましょう。

肝臓がんを自覚症状があらわれにくいがんであることから、早急発見は極めて難しいといえます。

しかし、定期的に健康診断などで検査していると、肝臓がんの早期発見へと繋がるので定期的な検査は大切です。

参考:肝臓がんの原因と予防・早期発見に役立つ検査|ミッドタウンクリニック名駅

禁酒・禁煙など生活習慣を改善する

多量の飲酒は肝臓にとって危険因子です。

また、たばこの煙も身体にとってあまりよくはないものなので、できる限り控えるようにしましょう。

禁酒・禁煙などをおこない、生活習慣を改善することで肝臓がんの予防となることもあります。

体重は適正体重を保つ

肥満になってしまうと、がんの発症率を引き上げてしまうことになります。

そのため、普段から適正体重を保つように意識しましょう。

適正体重は、身長と体重を使って以下のように計算し、BMIを計算することができます。

身長(m)÷身長(m)÷体重(kg)

理想はBMIで22.5とされていますが、20~24を目安としてください。

参考:肥満とがんの関係は?肥満になるとがんになりやすい?|東京たかはしクリニック 練馬院

ウォーキングなど適度に運動をする

身体活動量が多い人は、肝臓がんだけではなく、がん全体の発生率が低くなると言われています。

厚生労働省では、ウォーキングなどを毎日60分間行うことと、息がはずむくらいの運動を毎週60分行うことが勧められています。

【まとめ】肝臓がんを予防には定期的な検査が大切

肝臓がんは進行してから発見されることが多い特徴があります。

進行が進んでしまうと、他の臓器に転移してしまったりと重症化してしまう危険性が高くなってしまいます。

日頃から肝臓がんへの予防を意識して、定期的な検診を受けることが大切です。

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